【コラム】稼ぐべくして稼ぐ。売上10億円突破を目指す社長へ
コラムのテーマ
「ここまで会社を大きくできたのは、先見の明、ビジネス勘、根性、それと少しの運」 ── 中小企業の社長と話していて、よく耳にする言葉のひとつです。その通りだと思います。しかし、売上3億、5億、そして10億円が見えてきたあたりで、多くの会社が頭打ちにぶつかります。勘では届かない領域に、会社が入っているからです。
経営には、理論的・科学的なアプローチも必要になってきます。要するに、「稼ぐべくして稼ぐ」
中小企業の経営者は、日々、市場で、現場で奮闘されています。世の中の流れと顧客に日々接しながら、この先どう世の中が動くかを体感し、考えている。日々鍛え上げてきたビジネス勘は、何物にも代えがたい財産です。こうしたビジネス勘は、会社を立ち上げるとき、新規事業をスタートするときなど特に必要です。
そして、ビジネスが成長してきたときに様々な問題・課題がでてきます。例えば、競争が激化し価格競争になったり、従業員が増えてコミュニケーションがとれなくなったり、資金繰りが追い付かなくなたり・・・戦略や組織運営が今まで通りにいかなくなります。
こうした問題・課題の多くは各企業に固有のものではなく、自己流で経営をしてきた結果「なるべくしてなっている」ものが多いものです。そのため、先人たちが積み上げてきた理論・科学的なアプローチが効果的です。
経営コンサルタントとしての私の役割は、社長の勘そのものを置き換えることではなく、後者(理論・科学的アプローチ)の側面から支援することだと考えています。
このコラムでは、経営の様々な研究から積み上げられた理論・科学的なアプローチを紹介していきます。
連載の流れ(全12回)
第1部「味方をつくる」(第1〜5回)自社と社長を見える化し、銀行・従業員・取引先・支援機関を味方につける。事業性融資新時代と企業価値担保権についても扱います。
第2部「利益をあげる」(第6〜9回) 管理会計と月次決算で数字を見える化し、PL経営からBS経営へ。事業価値で稼ぐ仕組みをつくります。
第3部「社長の時間と判断」(第10〜12回) 社長の時給と機会損失、業務の属人化解消、そして中長期の投資判断。プレイヤー社長から、本来の意思決定者へ変革を目指します。